「横浜市民は日本一の『観戦通』」多ジャンルのトップチームが集結する街の歩き方

「今度の休み、どこ行く?」その答えとして、ショッピングやカフェ巡りに「スタジアム」や「アリーナ」が気軽に加わる――。それが、横浜の顔のひとつです。
2026年、世界的なビッグイベントや新スポットの誕生で、街全体の熱度が加速している横浜。ただテレビで眺めているだけじゃもったいない! 日本屈指の“観戦通”が集まるこの街には、あなたがまだ知らない「五感を揺さぶる体験」が隠れています。
今回は、メジャー競技の枠を超えて街を沸かせる、新しい横浜の楽しみ方をナビゲート。週末のお出かけを「一生モノの熱狂」に変える、とっておきのチームとその舞台裏をご紹介します。
【目次】
・横浜市民は日本一の「観戦通」?データが語る街のポテンシャル
・7競技13チームがスクラムを組む「横浜スポーツパートナーズ」
・野球からアイスホッケーまで!週末のお出かけを変える「推し」の特等席
横浜市民は日本一の「観戦通」?データが語る街のポテンシャル
横浜、そこは日本屈指の「プロスポーツ密集地帯」です。
横浜DeNAベイスターズがハマスタを青く染め、横浜F・マリノスや横浜FCがピッチを駆け抜ける。バスケットボールの横浜ビー・コルセアーズや横浜エクセレンス、ラグビーの横浜キヤノンイーグルス……。週末ともなれば、街のどこかで必ず「熱狂」が産声を上げています。2027年からは、女子バレーボールチームのAstemoリヴァーレが参加することも発表されました。
また、関内エリアには新ライブエンターテインメント施設「THE LIVE supported by 大和地所」が誕生、そのほか市内のパブなどでも盛んにライブビューイングが行われています。
そんなスポーツ都市・横浜の勢いを裏付けるようなデータがあります。
横浜市が発表した最新の「令和7年度 横浜市民スポーツ意識調査(https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/bunka/2025/0323ishiki.files/0004_20260319.pdf)」。その結果からは、この街に住む人たちのスポーツへの深い愛着が見えてきます。
- スポーツが好きな市民:62.8%
- なかでも「みることが好き」:42.7%
特筆すべきは、スポーツを「すること」以上に「みること」を愛する人が多い点です。横浜には、プレーの凄さやチームの物語を理解しているひとや、自分なりの楽しみ方でスポーツを見に行く「観戦通」な市民が溢れているのです。
また、「横浜市はスポーツが盛んであると思う」と答えた人は54.0%と、半数以上の人がすでに街の活気を感じています。この数字は、裏を返せば「もっともっと面白いスポーツに出会いたい!」「横浜ならもっと熱くなれるはずだ」という、市民のさらなる期待の大きさの表れとも言えるでしょう。
競技の枠を超えてスクラムを組む「横浜スポーツパートナーズ」
これほど多彩なスポーツが日常に溶け込んでいる背景には、横浜市が進める先進的な取り組みがあります。それが「横浜スポーツパートナーズ(https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/shinko/partners/sportspartners.html)」です。
これは、横浜を本拠地とする、野球、サッカー、フットサル、バスケットボール、アイスホッケー、ソフトボール、ラグビーのプロチームや実業団が、競技の枠を超えて横浜市と連携・協働する体制のこと。2020年10月1日の発足以来、スポーツ振興や地域活性化などにつながる様々な取組を行っています。
ひとつの競技に偏ることなく、多様なスポーツが互いに刺激し合い、街ぐるみで応援する土壌があること。これこそが、横浜を日本一贅沢な「スポーツ観戦の街」にしている秘密なのです。
野球からアイスホッケー、さらにバレーボールが追加!週末のお出かけを変える「推し」の特等席
では、週末の横浜ではどんな「熱狂」があなたを待っているのでしょうか。代表的な主要プロチームの魅力をのぞいてみましょう。
【横浜DeNAベイスターズ(野球)】
• 主な会場:横浜スタジアム
• シーズン:3月〜10月
関内エリアのシンボルであり、横浜のスポーツ文化を語る上で欠かせない存在。街中に青いフラッグがなびき、試合日はハマスタ周辺が独特の活気に包まれます。単なる野球観戦を超え、横浜のクラフトビールやオリジナルグルメ、光り輝く演出など、街のランドマークとしてのエンターテインメントを確立しています。
【横浜F・マリノス & 横浜FC(サッカー)】
• 主な会場:日産スタジアム、ニッパツ三ツ沢球技場
• シーズン:8月〜6月(2026年8月より秋春制に移行)
Jリーグ屈指の強豪であるF・マリノスは港北エリア、地域密着を掲げる横浜FCは保土ケ谷エリアを拠点に、それぞれが深い地元愛に支えられています。三ツ沢球技場のピッチの近さは特筆もので、選手の声やボールを蹴る音が聞こえるほどの臨場感が魅力。一つの街に複数のプロクラブがある「サッカーの街」としての誇りを体現しています。また、J3には、神奈川県横浜市中区本牧を拠点に活動するY.S.C.C.もあります。
【横浜ビー・コルセアーズ & 横浜エクセレンス(バスケットボール)】
• 主な会場:横浜国際プール、横浜武道館
• シーズン:10月〜5月
Bリーグの盛り上がりとともに、今最も勢いのある屋内競技。都筑区を拠点とするビー・コルセアーズや、関内の新たなランドマーク・横浜武道館をホームにするエクセレンスなど、横浜中にアリーナの熱狂が広がっています。音楽と光が融合したショーアップされた空間は、スポーツ観戦というより「ライブイベント」に近い高揚感を味わえます。
【横浜キヤノンイーグルス(ラグビー)】
• 主な会場:ニッパツ三ツ沢球技場、日産スタジアム
• シーズン:12月〜6月
横浜をホストエリアとして戦うプロチーム。日産スタジアムや三ツ沢球技場のピッチサイドで体験する、大男たちがフルスピードで激突する衝撃音は、他の競技では決して味わえない「肉体の極限」を感じさせてくれます。品格を重んじるラグビーならではの、ノーサイドの精神も横浜の紳士淑女たちに愛されています。
【横浜GRITS(アイスホッケー)】
• 主な会場:KOSE新横浜スケートセンター
• シーズン:9月〜4月頃
2020年に誕生した横浜初のプロチーム。新横浜駅から徒歩5分のリンクは、一歩入れば氷上の冷気とファンの熱気が混ざり合う非日常空間。アイスホッケーは時速100kmを超えるパックのスピードと、選手の荒い息遣いが聞こえるほどの「近さ」が最大の売りです。また、横浜GRITSは、アジアリーグアイスホッケーに加盟しており、国をまたいで韓国のチームなどと試合を展開します。会場には、海外からの観戦客も結構いたりしますよ。
【Astemoリヴァーレ(バレーボール) ※2027年7月よりホームタウン移転】
•主な会場:横浜国際プール(予定)
•シーズン:10月〜4月頃
2026年6月に横浜市への本拠地移転が発表された、横浜のスポーツ界期待のニューフェイス。現在は茨城県を拠点に活動する女子バレーボールのトップチームが、2027年7月からホームタウンを横浜へ移すことが決定しました(横浜市記者発表資料)。最高峰のスピード感やダイナミックなアタック、手に汗握るラリーを地元で応援できる日が、今から待ち遠しいですね。
野球からアイスホッケー、そして近い将来にはバレーボールまで、一年中途切れることのない「熱狂」がすぐ身近にあることこそ、横浜市民の贅沢です。
「今週末、どこへ行こう?」と迷ったら、ぜひスタジアムやアリーナへ足を運んでみてください。ルールを知らずとも、充実したスタジアムグルメに舌鼓をうったり、試合途中のイベントやショーを楽しみに行くところからでも、充分に楽しめます。自分なりのスポーツ観戦の楽しみ方を見つけてみて下さい!














