横浜市の文化財501件を大調査!三溪園や開港記念会館も

横浜と聞くと「みなとみらい」や「中華街」といった観光地を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は市内には国・県・市が指定・登録した文化財が501件も存在します。
今回は横浜市教育委員会が公表している「市域文化財一覧」から、文化財の内訳や代表的な建物・美術工芸品などをまとめてご紹介します。
【目次】
横浜市の文化財、総数は501件
代表的な文化財をピックアップ
「認定歴史的建造物」という横浜市独自の制度も
横浜市の文化財、総数は501件
横浜市教育委員会が公表している「市域文化財一覧」(令和8年4月1日現在)によると、横浜市内の国・神奈川県・横浜市指定および登録文化財は、あわせて501件にのぼります。

文化財の種類別に見ると、もっとも多いのは「美術工芸品」の227件。絵画・彫刻・工芸品・書跡典籍・古文書・考古資料・歴史資料と、幅広いジャンルにわたっています。
次いで「建造物」が120件、「記念物」(史跡・名勝地・天然記念物)が115件、「民俗文化財」が37件と続きます。歴史的な建物や庭園だけでなく、絵画や古文書といった目に見えにくい文化財も、横浜の歴史を静かに物語っています。
代表的な文化財をピックアップ
代表的な文化財のひとつが、中区の「横浜市開港記念会館」(国指定重要文化財)です。大正6年(1917年)に開港記念日である7月1日に開館した建物で、赤煉瓦と白い花崗岩を縞模様に組み合わせた外観が特徴。関東大震災で被災した後も鉄筋コンクリートで補強され、今も市民に親しまれています。
本牧にある日本庭園「三溪園」には、「旧燈明寺本堂」「臨春閣」「月華殿」など、全国各地から移築された歴史的建造物群があり、多くが国の重要文化財に指定されています。四季折々の風景と歴史的建造物をあわせて楽しめる、横浜を代表するスポットのひとつです。
ほかにも「旧内田家住宅」など、横浜の近代化の歩みを伝える建造物が国の重要文化財として大切に保存されています。
「認定歴史的建造物」という横浜市独自の制度も
横浜市には、文化財保護法にもとづく指定・登録文化財とは別に、「横浜市認定歴史的建造物」という市独自の制度もあります。
「歴史を生かしたまちづくり」の一環として横浜市が認定するもので、令和7年8月22日現在で107件が認定されています。ホテルニューグランド本館(1927年)、横浜赤レンガ倉庫(1号倉庫・2号倉庫)、横浜海岸教会(1933年)、ベーリック・ホール(1930年)など、街歩きで目にする機会の多い建物も多く含まれています。
普段何気なく歩いている街の中に、これだけの数の文化財が息づいているというのは、あらためて横浜の歴史の厚みを感じさせます。
観光で有名なスポットの中にも、実は指定・登録文化財や認定歴史的建造物であるものが少なくありません。次にお出かけの際は、建物の由来にもちょっと目を向けてみると、いつもの街歩きがより奥深いものになりそうです。
※本記事の文化財件数・内訳は、横浜市教育委員会事務局生涯学習文化財課が公表する「国・神奈川県及び横浜市指定・登録文化財目録(市域文化財一覧)」(令和8年4月1日現在)に基づいています。件数は更新される場合があるため、公開直前に横浜市公式サイトで最新版をご確認ください。
【出典】
横浜市|文化財・埋蔵文化財
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kyodo-manabi/bunkazai/bunya12000.html
引用範囲:本記事全体の出典元ページとしての参照
横浜市|市域文化財一覧(国・神奈川県及び横浜市指定・登録文化財目録)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kyodo-manabi/bunkazai/bunya12000.files/0056_20260724.pdf
引用範囲:「横浜市の文化財、総数は501件」の全文、「種類別に見ると『美術工芸品』が最多」の全文(種類別・指定区分別の件数内訳)
文化庁|国指定文化財等データベース 横浜市開港記念会館
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/588
引用範囲:「代表的な文化財をピックアップ」第1段落の、横浜市開港記念会館の建築年・指定年・特徴に関する記述
横浜市|横浜市認定歴史的建造物 一覧
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/design/ikasu/nintei-ichiran.html
引用範囲:「『認定歴史的建造物』という横浜市独自の制度も」の全文(認定件数・代表的な建物例)














