横浜・中川の託児所カフェ「min tid mom」で出会った、心が軽くなる子育ての選択肢

横浜市営地下鉄ブルーライン・中川駅からすぐの場所にある、託児所カフェ「min tid mom(ミンティッドマム)」。駅から徒歩4分とアクセスがよく、子ども連れでも利用しやすい立地です。
店名はデンマーク語で「わたしの時間」。
子育て中の親が、ほんの少しでも自分のための時間を持てるように――そんな思いから生まれた場所です。ここでは、親は食事をしたり、子どもを預けて病院や美容院、ショッピングなど自分の時間をつくったりと、思い思いに過ごすことができ、子どもは託児スペースで好きな遊びに夢中になれます。
取材をした私自身も1児の母です。育休中は、電車に乗ることさえ遠い世界の出来事のように感じられ、かつてはあの電車でいろいろな場所へ向かっていた自分が、今はホームから電車を眺めるだけで、社会から少しずつ離れていくような気持ちになることがありました。そして何より、“大人と話す時間が欲しい”という思いを、ずっと胸の内に抱えていました。
だからこそ、親の気持ちに寄り添ってくれる場所が近くにあることが、どれほど心を支えてくれるものか、身をもって感じています。今回、代表の上村あかねさんに直接お話を伺い、その思いに深く共感しました。
産後の孤独から生まれたアイデア
上村さんは、保育士として12年勤務したのちに出産。周囲に頼れる人が少ない環境で、「社会から切り離されたような感覚」「自分の存在意義がわからなくなる瞬間」そんな産後特有の孤独を経験したといいます。
その時期に感じた“しんどさ”が、min tid mom の原点。
「子育ては幸せだけど、ずっと向き合い続けるのは本当に大変。だからこそ、少しでも自分の時間を持てる場所が必要だと思ったんです」
子育てに“選択肢がある”という安心
上村さんが語ってくださった中で、特に印象的だったのが 「お母さんが自分の状態に合わせて選択できる場所でありたい」という言葉でした。
今日は一緒に過ごしたい日かもしれない。
今日は少し離れて自分の時間を持ちたい日かもしれない。
子どもの様子や自分の心と体の状態によって、「どう過ごすか」を選べることが大切だと上村さんは話します。
「どんな状態の日でも使える場所でありたいんです。預けたい日も、一緒にいたい日も、どちらも“正しい選択”だと思っています。」
子育ては毎日同じではなく、“こうしなければいけない”という固定の形があるわけでもない。だからこそ、 選択肢があるというだけで、心が軽くなる瞬間がある。
気軽に預けられる場所が近くにあること、「今日は少し休んでもいい」と思えること、その安心感がどれほど心を支えてくれるか―― 取材を通して改めて感じました。
完全分離型の託児スペース(事前予約制)

min tid mom の託児は、完全分離型。子どもの様子はガラス越しからも見ることができ、「離れていても、ちゃんと見守れる」という安心感があります。
利用の際は、ホームページから予約可能な日を探し、事前に予約をします。初回利用の際には、預ける当日にスタッフとの面談(10分程度)と、ヒアリングシートの記入があります。子どもの性格や好きな遊び、気をつけたいことなどを丁寧に確認してくれるため、初めてでも安心して預けられると感じました。

託児終了後には、どのように過ごしていたかのフィードバックがあり、希望者には写真データの提供も可能。子どもの様子を細やかに共有してくれる姿勢がとても親身で、利用者に寄り添っていることが伝わってきました。
生後2ヶ月から利用できる点も印象的で、「一番しんどい時期だからこそ寄り添いたい」という上村さんの思いが、サービスの細部にまで表れているように感じます。
子どもは“好きなことに夢中になれる”環境
託児スペースでは、 おままごと・電車・ブロックなどをジャンルごとに分けたコーナー保育を採用。


「子どもが自分の好きな遊びに集中できるように」という意図が、空間づくりの随所に表れています。
親が自分の時間を過ごしている間、子どもも“自分の好きな時間”を過ごしている―― その関係性がとても素敵でした。
カフェは“大人のためのメニュー”
カフェスペースでは、時間帯ごとに楽しめるメニューが用意されています。
● モーニング(9:30〜10:30)
・パンプレート(フォカッチャ+好きなパン1種)
・自家製ベーグル de フレンチトースト
● コンフィランチ(10:30〜14:40)
すべてコンフィで仕上げたメニューが並びます。
・鶏ムネ肉
・豚肩ロース肉
・鶏モモ肉
・エビと季節野菜
● ブレッドランチ(10:30〜14:40)
国産小麦を使用した、自家製パンをいただけます。
・クロックムッシュ
・パンプレート

このほかにも、ドルチェや季節ならではのメニューが楽しめます。
どのメニューも、「自分のために選ぶ一皿」として満足度の高いラインナップです。
子育てが始まると、ゆっくりナイフとフォークを使う時間はどうしても減ってしまうもの。だからこそ、落ち着いて味わえるこのスタイルを大切にしているお店のこだわりが、より心に響きました。
子どもの“今食べたい気持ち”に寄り添うキッズメニュー
min tid mom では、キッズメニューもとても充実しています。

子ども向けのメニューは、タンパク質を中心に、ビタミン・ミネラルをバランスよく摂取できるように考えられた“栄養満点の食事”。おにぎりナゲットプレート、カレープレート、パンやパスタのプレートなど、その日の子どもの“今食べたい気持ち”に寄り添ったラインナップが揃っています。
さらに、「こどもだっておしゃれなデザートが食べたい!」 という声にも応えてくれるのが min tid mom の素敵なところ。
米粉のバナナパフェやフレンチトーストなど、大人が食べているものに憧れを持ち始めるお年頃の子どもにもぴったりのメニューが用意されています。見た目もかわいく、親子で一緒に“ちょっと特別な時間”を楽しめるのが魅力です。
ランチ利用者への託児割引
さらに嬉しいポイントとして、対象時間(10:30〜14:30)のランチ利用で、託児サービスは最大2時間まで通常料金の50%割引になります。

・通常:1,760円(税込)/1時間
・ランチ利用者:880円(税込)/1時間 ※対象時間:10:30〜14:30 ※最大2時間まで適用
幅広い方が利用している、開かれたカフェ
訪れて感じたのは、親子連れだけではなく、幅広い方が利用していたことでした。子どもの声や笑顔が自然に空間に溶け込み、利用者同士がやさしく見守り合うような雰囲気が広がっています。

上村さんは、地域とのつながりについてこう話していました。
「家族の形が変わって、地域やお隣さんとのつながりが少しずつ減ってきていると感じています。でも、ここに来れば子どもたちがいて、今の子育ての様子を自然と見てもらえる。実際に見て感じてもらうことで、子育て世代に優しくなれる方が増えるんじゃないかなと思うんです。」
子育てのスタイルは時代によって変わるもの。だからこそ、子どもたちの姿に触れたり、今の子育てを知ってもらうことで、地域の中にやさしい気持ちが広がっていく。そんな思いを、この場所を通して届けたいのだと上村さんは言っていました。
大人も子どもも、みんな笑顔になれる場所
min tid mom は、「親が自分を大切にできる時間をつくることが、子どもにとっても良い影響になる」という理念のもとに生まれた場所。
託児とカフェが完全に分かれた空間で、親はゆっくりと食事を楽しみ、子どもは好きな遊びに夢中になれる。その“分離”が、親子それぞれの幸福感につながっている―― 対面取材を通して、そのことを強く感じました。
そして、ちょっぴり罪悪感を抱えてしまう日があっても、「みんな同じなんだ」と思えるだけで気持ちがふっと軽くなる。そんな気づきが、育児をもっと楽しむことができる余裕につながっていくように感じています。
株式会社Mine. の取り組み

min tid mom を運営する 株式会社Mine. は、地域に寄り添った保育サービスを展開しています。現在は出張託児にも力を入れており、行政イベントや住宅展示場での託児サポートなど、親子が安心して過ごせる環境づくりを幅広く行っています。
同社が大切にしているのは、親と子が“自分らしく”いられる子育てをそっと支えること。育児に正解はなく、親子の数だけ物語がある――そんな価値観を軸に、子育てに寄り添う取り組みを続けています。
基本情報
託児所cafe min tid mom(ミンティッドマム)
住所: 横浜市都筑区中川1-19-10 ミオカステーロ港北中川Ⅲ 1F
アクセス: 横浜市営地下鉄ブルーライン「中川駅」徒歩4分
営業時間:
・カフェ 平日 9:00〜17:00(L.O.16:30)/土曜 9:00〜15:00(L.O.14:30)
・託児 9:00〜16:30
定休日: 日・祝
URL/事前予約制: https://mintidmom.com/nursery_cafe/
駐車場: 提携駐車場はありません。
※本記事の内容は、2026年8月時点の情報に基づいております。














